戦争映画を観まくっていた時期に見付けた「独立愚連隊」シリーズが非常に面白いのでご紹介。
独立愚連隊は、岡本喜八監督の映画。日中戦争時の中国を舞台に繰り広げられるアクション。
本作品は、反戦色の強い作品はあるが、反戦映画というカテゴリーとしてはちょっと違う。
戦争ウェスタンとも呼ばれるように、西部劇に近い。
岡本喜八監督の作品
- 激動の昭和史沖縄決戦
- 日本の一番長い日
1959年と、比較的戦後すぐに作成された映画なので、だいぶリアル。戦後生まれの役者さんの演じる映画とはモノがまったく違う!
軍服も砂にまみれて埃っぽいし、住居もオンボロ、まるで匂いまで漂ってきそうだ。
今ではタブーともなっているいわゆるピー屋(慰安所)の描写もリアル。
一作目の独立愚連隊が面白かったので、二作目の独立愚連隊西へもすぐさま観た。
この二つはAmazonプライム会員特典で実質無料で観れるのでお得。
続きは無いのかな?と調べてみると8作もあるようだ。
- 独立愚連隊(1959/10/06)
- 独立愚連隊西へ(1960/10/30)
- どぶ鼠作戦(1962/06/01)
- やま猫作戦1962/10/20)
- 独立機関銃隊未だ射撃中(1963/07/28)
- のら犬作戦(1963/09/29)
- 蟻地獄作戦隊(1964/04/29)
- 血と砂(1965/09/18)
Amazonプライムビデオだと、どぶ鼠作戦と血と砂が有料だが視聴可能だ。
他の4作品は、ちょっと調べたところ映画配信サイトでは扱っていないようだ。
DVDもプレミアが付いていることが多く入手困難。
おそらく当時は大ヒットしたのだろうか、ドラマ化もされている。
こちらもDVDはプレミアが付いている。メルカリなんかでたまに出品されているのを観るが、セット商品はウン万円の値が付いているのもちらほら。。。
勝新太郎さんの代表作「兵隊やくざ」が人気を博したのと同じような理由で、当時は戦争を題材にした娯楽作品はおそらく数が多かったと思う。
新しめの映画だと、CGで戦闘シーンばっかりリアルにしたモノだとか、戦後派監督の説教臭いモノばかりでうんざりするので、こういう映画がもっと見直されてくれると良いのだが。