人気のプログラミング言語の第一位になりつつあるPython。
本記事では、Pythonの認定資格「Python3エンジニア認定試験」について書いています。
目次
そもそもプログラミングをするのに資格試験は必要か?
趣味でプログラミング言語を学ぶにしろ、仕事でプログラミング言語を学ぶにしろ、資格試験は必ずしも必要ではありません。
それでもなお、資格試験が必要か?と言われると、一定の層にはあっても損は無いと言えます。
具体的には、他のプログラミング言語の学習・使用経験があるが、Pythonを触ったことが無い人などです。あるいは、新卒で職務経験が無い人などにとっても有益でしょう。
何言語を学ぶべきか?Pythonはありか?
プログラミング言語の比較サイトなどを見ると、様々なプログラミン言語のランキングが載っていたりします。
安易にそのランキングを信じるのは危険です。
例えばですが、アセンブラやC言語などの低級言語は、トレンドに左右されず今後も残っていくでしょう。
Pythonの比較対象としては、
- Javascript(特にnode.js)
- Perl(Perl6も)
- Ruby
- PHP
などになるでしょう。
この中で、PerlやRubyは、人気に陰りを見せているようなので、Pythonを選ぶという選択肢はありです。
Python3 エンジニア認定基礎試験とは?
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会によって実施されている民間資格です。
資格名からもわかるように、Python3の資格試験です。
Pythonには、Python2系とPython3系がありますが、現在はPython3系が主流になりつつあります。
資格区分は2つあります。
- Python 3 エンジニア認定基礎試験
- Python 3 エンジニア認定データ分析試験
2019年8月15日時点で、基礎試験のみが実施されており、データ分析試験は、準備中のようです。
Python3 エンジニア認定基礎試験 試験内容について
以下のように、だいぶ実用的な試験内容となっております。
1章 食欲をそそってみようか
2章 Pythonインタープリタの使い方
3章 気楽な入門編
4章 制御構造ツール
5章 データ構造
6章 モジュール
7章 入出力
8章 エラーと例外
9章 クラス
10章 標準ライブラリめぐり
11章 標準ライブラリめぐり─PartII
12章 仮想環境とパッケージ
13章 次はなに?
14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換
特に、環境やライブラリについても対象になっている点は評価できます。
Python3 エンジニア認定基礎試験 主教材
Pythonの生みの親である、「グイド・ヴァンロッサム」の書籍です。
当書籍の英語版がpdfで公開されているので、英語が得意な方は原書に当たってみるのもありだと思います。
pythonTutorial.pdf
Pythonの勉強の仕方
試験内容にもありますが、Pythonの勉強のやり方の一つとして、インタラクティブシェル環境で実行しながら勉強するのがおすすめです。Python3をインストールすると標準で搭載されているIDLEという環境で勉強するのもおすすめです。
docs.python.org
学習コンテンツとしては、もちろんのことながら、主教材であるPython Tutorialの例文を打ち込むのがベストです。IDLEをインストールしたりするのが面倒だったり、自宅以外の環境で勉強するには、インターネット上の環境を使うのがおすすめです。
プログラムを打ち込んで勉強する方法を「写経」と呼んだりします。以前、プログラムの写経について以下に書いたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
プログラミングの写経 | Pythonで実際にやってみるPython3 エンジニア認定基礎試験とは?概要から受験対策まで | まとめ
お金をかけないで勉強するのであれば、、、Python Tutorialの英語版のpdfを読みつつ、オンライン上の環境で実行しつつ勉強し、試験対策問題集をやるのがベストです。