今まで観た戦争映画のまとめ

コロナ禍以降(だいたい2020年4月~)、自宅で過ごすことが多くなってきたため、映画をたくさん観ています。

特に、戦争映画(第二次世界大戦)に興味があるので重点的に選んでおります。

MEMO
主に、AmazonプライムビデオやU-Nexの見放題対象から攻めていっているのでまだ偏りはありますが、いずれ全部制覇しようと思っているところです。

いつになることかわかりませんが。。。

僕の年代について

僕は昭和57年生まれで、嫁が平成7年生まれ。もちろんのこと第二次世界大戦まったく体験していないどころか、歴史上稀にみるほど平和な時代を過ごしてきました。

親も戦後世代で、祖父・祖母が戦争を体験している年齢です。

祖父・祖母の世代は、凄惨な体験をしているからか、親世代に対して戦争についてほとんど語ってこなかったようです。

むしろ僕ら孫世代のほうが、小さい頃にホタルの墓のような戦争を題材にした作品に興味を持ち、祖父・祖母に率直に質問して話を聞いたことがあるくらいです。

要するに、戦争って何それ?状態。

しかし、戦争映画をいくつか観るについれ、たかだか100年も前にこんなにも人間の命が軽くそして粗末に扱われた時代があったのかと驚くばかりです。

戦争映画のノリ

公開された時代によって、映画の質というかノリもまったく違います。(※ノリと言ったら怒られるでしょうか。。。)

具体的には、

  • 太平洋戦争直前や戦時中⇒国策映画やプロパンダがほとんど
  • 戦後まもなく⇒公開作品ほとんど無し
  • 1950年代後半~1960年後半⇒戦中世代の作品のため、反戦色が強い
  • 1970年代以降⇒エンターテイメント性が強くなってくる

のような傾向があるようにみられました。

いままで観た戦争映画のタイトルと公開年度

  • マライの虎(1943年)
  • ビルマの竪琴(1956年)
  • 独立愚連隊(1959年)
  • 人間の條件第一部 純愛篇/第二部 激怒篇(1959年)
  • 人間の條件第三部 望郷篇/第四部 戦雲篇(1959年)
  • 独立愚連隊西へ(1960年)
  • 人間の條件第五部 死の脱出篇/第六部 曠野の彷徨篇(1961年)
  • 兵隊やくざ(1965年)
  • 続・兵隊やくざ(1965年)
  • 新・兵隊やくざ(1966年)
  • 兵隊やくざ 脱獄(1966年)
  • 兵隊やくざ 大脱走(1966年)
  • 兵隊やくざ 俺にまかせろ(1967年)
  • 兵隊やくざ 殴り込み(1967年)
  • 陸軍中野学校 (1966年)
  • 陸軍中野学校 雲一号指令(1966年)
  • 陸軍中野学校 竜三号指令(1967年)
  • 陸軍中野学校 密命(1967年)
  • 陸軍中野学校 開戦前夜(1968年)
  • 激動の昭和史 軍閥(1970年)
  • 戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年)
  • 戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年)
  • 戦争と人間 第三部 完結篇(1973年)
  • 戦場のメリークリスマス(1983年)
  • ラストエンペラー(1988年)

簡単なレビュー

以下、簡単なレビューを書きます。

個別のレビューというよりは、映画の公開年度とノリの関係性を簡単に伝えられればと思って書いています。

興味のある映画は実際に観ていただけたら。

マライの虎

※AmazonPrime対象商品です。

マレーシアに住んでいた日本人の床屋の息子が、太平洋戦争の開始により、 迫害された家族の復讐に燃え、盗賊となって、暴れまわるが、やがて、日本軍の手先となり、その命令に従って活躍するようになる。

戦時中の国策映画。

当時のノリを肌で感じることができます。

1943年というと戦況が徐々に悪化しており、雲行きが怪しくなっていった頃です。

しかし、それは国民には知られておらず、正義の戦と信じて戦っているわけです。

必然的に映画もいけいけどんどんのノリになっています。

仮に、逆にこと、つまり反戦映画など作ったとしたら、憲兵に捕まって拷問を受けていた時代です。

国策映画とは何か?わかりやすい実例です。

ちなみに、マレーの虎こと谷豊氏は実在の人物で、怪盗ハリマオのモデルにもなった人です。

この年代の映画はもうちょっと観たいですね。

なぜか、最近Amazonプライムにこの年代の映画が増えてきたので徐々に見ようと思います。

独立愚連隊

  • 独立愚連隊(1959年)
  • 独立愚連隊西へ(1960年)

※AmazonPrime対象商品です。

戦後14年ちょっとに公開された映画です。

今からみると、新しめ(1980年以降)の映画とは、雰囲気まったく違います。

慰安所(ピー屋)の描写がなんとも具体的で日常的に出てきます。
※慰安婦は中国人や朝鮮人だと思われます。

慰安婦問題は政治的になり過ぎているので、今の映画ではまず表現されない内容で間違いないです。

軍人のノリもおそらく実情に近く表現されていると思います。

新しめの映画のほうが悲劇的なストーリーが多い気がします。

独立愚連隊は、戦争の凄惨さを表現しつつも、組織としての軍隊、軍人の私生活(性生活)をリアルに表現していて、観ていて興味深さもあります。

正義の戦だけで戦争はできるはずもなく、実際にはい

人間の條件

  • 人間の條件第一部 純愛篇/第二部 激怒篇(1959年)
  • 人間の條件第三部 望郷篇/第四部 戦雲篇(1959年)
  • 人間の條件第五部 死の脱出篇/第六部 曠野の彷徨篇(1961年)

Amazonでは取扱いがなく、U-nextで観ました。

これは必ず観ておかなければならない映画。

正直、いままで観た映画の中でテーマが断トツに重く、かつ映画の質としてもレベルが高いです。

たいして映画を知らない僕でも、ちょっと観ただけでそれはわかりました。

原作は五味川純平さん。

自らの従軍体験を基にして1955年に発表した『人間の條件』が1,300万部を超える大ベストセラーとなり、一躍人気作家となる。
引用:五味川純平 – Wikipedia

映画のすさまじいいまでの臨場感は、実際に戦場を経験しているからに他なりません。

僕の個人的な経験ですが、僕くらいの生まれの人は、第二次世界大戦というと、

  • 真珠湾攻撃
  • 東京大空襲
  • 広島原子爆弾投下

あたりを連想します。

日本が日清戦争・日露戦争を経て獲得し、満州事変にて占領し、のちに建国した満州国についてほとんど知らされておりません。

満州を舞台にしたこれほどまで本格的な映画は、人間の條件と後述する戦争と人間くらいです。

五味川さんが満州生まれなので、リアリティが半端ないです。

第一部/第二部では、日本人と中国人捕虜の関係がリアルに描かれています。この頃は、日本が戦争で負けるなんてみじんも思っていなかったでしょうから、中国人への態度があからさまに横柄です。五族協和なんていうスローガンは理想でしかなかったことがわかります。

第三部/第四部では、日本の軍隊内での壮絶ないじめ。1年早く入隊したというだけで、絶対的な上下関係ができ、不正も揉み消される。正当な内部告発も卑怯なことだとされる。劣後者は容赦なくいじめられる。脱走しようにも、周りは中国・挑戦・ソ連と敵だらけです。そんな環境でのコミュニティとしての軍隊は、観ているだけで息がつまりました。また、日本人独特の村社会っぽい雰囲気は、今も昔も変わらんのだなぁと思いました。日本の軍隊はまさに官製ブラック企業と言ってもよいような。

第五部/第六部では、日本が戦争に負け、ひたすらの逃走劇が描かれています。そしてソ連軍の捕虜となり、第一部/第二部とは立場がまったく逆になります。

監督は小林正樹監督。小林正樹監督も同じく戦争を経験している戦中派です。ソ連国境線警備にも就いたことがあるようです。

要するに、五味川さんも小林監督と、満州のリアルを知っている人たちが作った映画ということです。

この映画を見てから、新しめの映画を見ると、なんともまた微妙な感覚に陥りますよw

例えば、ハールハーバーや硫黄島からの手紙を観てみて下さい。

あぁ、映画なんだなぁ。フィックションにしか見えません(笑)

兵隊やくざ

※AmazonPrime対象商品です。

勝新太郎さん主演の人気映画です。

語弊があるかもしれませんが、フーテンの虎さんやトラック野郎の軍隊版です。軍隊を舞台にして、毎作品ヒロインが出てきて繰り広げるラブコメディー。

軍隊のバカらしさが伝わってきます。

作風はかなりふざけたテイストなんですが、細部は人間の條件に勝るとも劣らないくらい良い出来で、新しい映画では伝わってこない時代感が伝わってきます。

個人的にはすごく好きな映画です。

戦争と人間

戦争大河ドラマという感じです(笑)

原作は人間條件と同じく五味川純平さん。

物語は、1928年(昭和3年)の張作霖爆殺事件前夜から1939年(昭和14年)のノモンハン事件までを背景に、様々の層の人間の生き様から死に様までを描いている。そして、その後の太平洋戦争に至る経緯について丁寧に表現されている。
引用:戦争と人間 (映画) – Wikipedia

とにかくスケールが大きいです。

キャストも豪華だし、戦争シーンも本物の戦車を使っていて、これ以上の無いくらいの臨場感があります。

ある程度興行成績は良かったようですが、予算の関係上で中途半端なところで終わっているのが非常に残念な映画です。

第四作まで続いていれば。。。

これほどのスケールで作られる戦争映画はもうないと思うので本当に残念です。
※フルCGなどでもっとすごい映像の映画は出るかもしれませんが。。

激動の昭和史 軍閥

映画としてはすごくつまらなかったです。。

歴史のお勉強するには良いかもしれません。東条英機がどんな人だったのか、日本を戦争に追いやった軍閥とは何か?よくわかります。

ここ最近の政治家とあまり変わらないなぁという気がします(笑)

戦場のメリークリスマス

この辺から明かにノリが違うなと感じさせられます。

大島渚監督の作品です。

調べてみると1932年生まれで、やはり従軍経験がありません。

坂本龍一さんの敬礼も不自然だったし、ビート武さんの演技も軍隊っぽくない。しゃべり方も雰囲気もなんだかノリが違います。

映画としては良い作品なのかもしれませんが、古い戦争映画を見てきてからこれを観ると、なんだか違うんです。

上手く言語化できないので、この点についてはまだのちほど。

 

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